工法一覧

工法の特色

工 法High-S工法EPルートパイル工法スーパーダグシムシステム
用 途構造物支持補強斜面安定・構造物支持補強斜面・法面安定化
分 類マイクロパイリングマイクロパイリングネイリング
工 種支持部材:杭工地山補強土工(圧縮補強,引張補強)地山補強土工(引張補強)
削孔径Φ159㎜Φ115or135㎜Φ65㎜
芯材材質鋼管STK540ルートパイル芯材
Newルートパイル芯材
ディンプル鋼管
ダグシムパイプS型
芯材径Φ139.8㎜D29~38㎜
Φ37㎜
Φ48㎜
Φ25.9㎜
設計法杭基礎の設計法従来法従来法
基準書道路橋示方書・同解説
地山補強土工設計・施工マニュアル
High-S工法設計・施工マニュアル
地山補強土工工法設計・施工マニュアル
EPルートパイル工法設計・施工マニュアル(案)
地山補強土工法設計・施工マニュアル
切土補強土工法設計・施工要領

High-S工法

概要

High-S工法は、支持部材の小口径鋼管杭と引張部材の地山補強土工からなる併用工法です。単管足場で杭施工が可能であり、狭隘地において大掛かりな仮設構台を必要とせず、通行規制等を最小限に抑えられます。

特長

  • ボーリングマシンで造成可能な高剛性鋼管を開発しました。
  • 地山補強土工法(引張部材)との併用により、高い耐震性を有します。
  • 杭打機とことなり、仮設鋼材による作業構台を必要としません。
  • 継手および頭部鋼管は工場製作のため、高い品質を有します。
  • 在来の杭工法で施工困難な礫土・玉石混じり土の地盤でも施工可能です。
  • 口径が小さいため、地盤内部の振動による近接家屋や地下埋設物への影響はほとんどありません
  • 上・下部構造を含めた工期短縮による事業促進が期待できます

施工手順(支持杭の場合)

適用分野

道路事業

路肩拡幅工事事業(軽量盛土、小型構造物)や歩・車道設置工事(張出車道、張出歩道)等の支持杭として適用が可能です。

送水施設、機械施設

施工機械が制限される水管橋や昇降機、支柱の支持杭として適用が可能です。

仮設構造物

急峻な山岳地での仮橋の支持杭として適用が可能です。

EPルートパイル工法®

EPルートパイル工法の施工写真2

概要

ルートパイルとは、「細い杭を木の根のように張り巡らせる」を語源にしており、補強材を網状配置で打設し、土砂を拘束することで地盤内部に補強材と土から成る土構造物をつくる工法です。補強材は、EP効果(硬化膨張性注入材と特殊芯材)により、地盤との付着摩擦力を向上させる機能を有します。

特長

  • ボーリングマシンによる低振動・低騒音施工が可能です。
  • ロータリーパーカッション型ボーリングマシンによる施工のため、あらゆる土質に対応が可能です。
  • 既設構造物を壊さず、補修・補強が可能です。
  • 機械搬入が困難な急峻な山間部や急傾斜地など施工可能です。
  • 震災復興事業における宅地擁壁の補強で実績が多数あります。

施工動画

※ 動画はヒロセ補強土株式会社より提供

施工手順

STEP 1

削孔機据付

削孔機据付

STEP 2

二重管削孔

二重管削孔

STEP 2

二重管削孔(水・エアー)

二重管削孔(水・エアーで削孔)

STEP 3

インナーロッド引抜き

インナーロッド引抜き

STEP 4

EPグラウト注入

EPグラウト注入

STEP 5

芯材挿入

芯材挿入

STEP 6

ケーシング引抜き・加圧注入

ケーシング引抜き・加圧注入

STEP 7

頭部連結・上部工完成

頭部連結・上部工完成

適用分野

道路事業、河川・砂防事業、鉄道事業

道路改良事業(在来擁壁、補強土壁、軽量盛土)や護岸擁壁、砂防堰堤の補強、鉄道既設石積み擁壁の補強として適用が可能です。

大規模盛土造成地滑動崩落防止対策

圧縮補強は、国土交通省「大規模盛土造成地の滑動崩落対策推進ガイドライン及び同解説 2編 予防対策編」に記載されている選定工法の1つとされています。

維持・修繕

過去に築造された不適合擁壁の補強や高速道路の更新アンカーが用地へ侵入する場合の代替工法として適用が可能です。

スーパーダグシムシステム

スーパーダグシムシステムの施工状況
スーパーダグシムシステム 建設技術審査証明

概要

平成15年に「(財)土木研究センター」より地山補強土工法「スーパーダグシムシステム」として建設技術審査証明を取得し、その優れた性能を認定されている工法です。

特長

  • 中空パイプによる掘進と同時にビット先端よりセメントミルクを送流することで、水・エアーによるスライム除去を行わず、空隙は瞬時に充填されます
  • ビットの先端から噴射されたセメントミルクは回転しながら掘進することで孔壁に被膜を形成します
  • セメントミルクは、土砂と混じることなく、補強パイプの周りに強度を確保できます
  • 削孔同時注入方式により、自穿孔方式に比べて確実な施工と工期短縮を可能にします
  • EP(膨張)効果の注入材とダグシムパイプにとりつけるツバ材の相乗効果で地盤と注入材の付着性能が向上します
  • 従来の鉄筋挿入工では対応できない7m以上の長尺の補強材の造成が可能です(最大15m)
  • 孔壁内に大礫がある場合や硬質地盤(玉石混り土、岩盤)を削孔する場合は、インナーロッドを用いた先行掘りを併用し、削孔同時注入を行います。

施工手順

スーパーダグシムシステム 施工手順(鉄筋挿入工法との比較)
注)硬質地盤では、先行削孔を併用して、削孔同時注入を行います。

適用分野

急勾配切土法面の安定化

標準切土勾配では安定しない、または掘削制限がかかる場合の急勾配切土安定化対策に有効です。

維持・修繕

護岸擁壁や老朽化擁壁の補強や補強土壁の変形対策に有効です。

小・中規模の地すべり対策

鉄筋挿入工では対応できない、グラウンドアンカー工では過大となる。そのような中間的な地すべり規模に最適です。